2003-01-01から1年間の記事一覧

我が家のクリスマス

すっかり忘れていたが、このアパートと周囲のクリスマスの風景を。まずこの西55丁目には町内会があってクリスマスシーズンになるとこんなふうに通りをライトアップするのだという。 アパートの入り口にあるクリスマスツリー。 このアパートは古いのでエレベ…

ウッドストックでのクリスマス

クリスマス当日。午前中はさすがに朝寝をしたが、12時前にはウマ・サーマンの父親(欧米人ではじめて修業を積んでチベット僧になった人)が建てたというウッドストックにあるチベット仏教のお寺に行く。雪が降っていてとてもきれいだった。

ウッドストックでのクリスマスイブ

ウッドストックにあるロバートの別荘に行く。二時間弱。 クリスマスのパレードがあるというのでウッドストックの町まででかけていく。 ギフト包装がきれいで有名なキャンドルストックという店に入る。日本人にも有名なのか、日本人観光客もいた。アロマジャ…

アロマジャー

浜垣姉のオリーブオイルがなくなったので補充するべくフェアウェイに行く。ついでに足を伸ばしてゼイバーズとH&Hベーグルまで。片道30 Streets以上を歩くのはよい運動だと思ったが、雪は降っていないとはいえ寒く、あちこちの店に寄って暖をとりながら行くこ…

ラスト・サムライ

「ラスト・サムライ」をロバちゃん、浜垣姉、のり子さん、みっちゃんと五人で見に行く。下の写真ではこの名前の順番に並んでいる。南北戦争の勇士であるトム・クルーズはインディアン掃討にも参加していてそのときの悪夢にさい悩まされているという設定。明…

時差ぼけ

昨晩は浜垣姉が十二時過ぎまでいたこともあり、風呂に入ったのが一時過ぎ。半身浴などをのんびりやっていたら体が温まりすぎたのか、なかなか寝付けない。読みかけの『私小説from left to right』だけではなく、井田真木子『十四歳』まで読み終えてしまう。…

徳富蘇峰と久保田万太郎

『週刊文春』に連載されている高島俊男「お言葉ですが…」に、丸谷才一『絵具屋の女房』に、戦前の日本の知識人は徳富蘇峰ずきと長谷川如是閑ずきの両派に劃然と分れていた、という所論が載っているという。高島によれば「この二人の著名度はだいぶちがう。蘇…

ニューヨークへ帰ってきた

今回は物理的にはともかく、心理的には待つという感覚をほとんど味わうことのないままニューヨークまで来てしまった。成田エクスプレスの中では寝ていたし、空港に着いたらコンチネンタル航空のエリート会員専用のチェックインカウンターでほぼ待たずにチェ…

自由と禁忌

今更ながら江藤淳の『自由と禁忌』を読む。といっても福田和也編のちくま学芸文庫『江藤淳コレクション3』に抄録のもの。「裏声文学と地声文学」は直前に『裏声で歌へ君が代』を読んでいただけに、なかなか考えさせられるものがあった。「なぜ、作者は、ア…

「鳩の翼」

「裏声で歌へ君が代」を読んでいたら、「それは鳩の翼の玉虫いろが、ほんのすこし首をかしげるとまつたく別の色に見えるのに似てゐた」という文がある。ジェイムズの『鳩の翼』ってそういう意味だったのか? 英文学者でもある丸谷才一のことだから、何の気な…

見逃した小津映画追加

結局原稿に追われて見られなかったもの: 秋刀魚の味 東京の宿 浮草物語。 後者二篇はどちらも「喜八もの」。考えてみれば、秋刀魚の味はどうせDVDで見られるのだから、これらを見逃したのはイタイかも知れない。

Castalia

いよいよお尻に火がついてきたので、今日は一日こもって原稿書き。iPodでYMOを聴きながら仕事。初期のYMOってかっこよさとダサさの微妙なバランスの上に成り立っている。今改めて聞けば、たんなるこけおどしのようにしか聞こえない装飾がいくつもあるし。Pub…

「母を恋はずや」 「小早川家の秋」

「母を恋はずや」(1934)は感傷的すぎる。とはいえ、内村直也の「おふくろ」もそうだったが、昭和初期の「母恋いし」という近親相姦的なセンチメントは時代背景とからめて調べてみる必要あり。家族のための自己犠牲という主題も現在見るときわめて大げさに…

ABT Contemporary Porgram

昨日三本映画を見るとさすがに疲れてしまい、行きたくなくなる。ABTのシリーズ三回目。一回目はともかく、二回目が期待通りつまらなかったので時間の無駄ではないかと思ってしまう。しかし歩いて10分のところに行くのに億劫になるというぜいたくな癖をつけて…

「出来ごころ」「秋日和」「キル・ビル」

「出来ごころ」坂元武が演じる喜八ものの第一作。工場を首になりどこにも行くところがなくなって途方に暮れている、身よりのない娘春江に声をかけたのがきっかけで惚れてしまい、しかし彼女は弟分の次郎(大日方伝)が好きだということがわかり、二人の仲を…

「非常線の女」「浮草」

「非常線の女」(1933)の原作は小津(ゼームス槇名義)だが、内容は平凡、感傷的すぎる。誰もが指摘することだが、田中絹代に「あたいみたいなズベ公は」云々という台詞はまったくもって似合わない。 「浮草」(1961)断片は見た記憶があるが、これほどの傑…

ミスティック・リバー

10月末で有効期限が切れるシネマバウチャーを持っている浜垣姉と一緒に行く。 見終わった直後はその陰々滅々した内容に嫌気がさし、浜垣姉とひたすら悪口を言い合う。夕食をとりにコテージに行き、ストリングビーンズ、セツアンダンプリング、フライドライス…

「脅迫こそわが人生」

全体に早回しとカットの省略(シーンの最初と最後を削る)を多用してテンポよく撮っており、映像が目まぐるしく移り変わる。とくに冒頭、物語の展開の早さにこちらがついていけず眩暈を覚える。68年の作品とは思えないスピード感。音楽が格好いい。口笛で吹…

「青春の夢いまいづこ」

ニューヨークは異常気象。ハロウィンだというのに気温は十度以上あり、上着一枚でも汗をかく始末。1時からの上映だったが、開始直前に「映写技師が遅刻してる」と係員がアナウンス。今日からアメリカは冬時間に移行したのだが、それを忘れていたのだったら一…

「生まれては見たけれど」

子役二人の仕草がいい。小津は細かなところまで演技をつけたのだろう。

「髯と淑女」「東京の合唱」

どちらも岡田時彦が主演。「東京の合唱」のほうは「その夜の妻」と同様八雲恵美子が妻役。目をいっぱい見開いて涙をためる悲しみの表情が印象的。不幸が似合う女優だ。 アメリカ人のシネフィルらしい男二人が話していたのを聞くとはなしに聞く。戦前の作品は…

「彼岸花」「お早う」

「彼岸花」、佐々木初を演じる浪花千栄子は渋谷天外の最初の妻。その佐々木初が入院するのは聖路加国際病院。「お早う」、うんこ漏らしにはじまりうんこ漏らしに終わるスカトロジカルな作品。額を突かれると「ぶっ」とおならがでるように訓練する子供たちと…

「東京の女」「その夜の妻」「東京暮色

今日は「東京の女」「その夜の妻」「東京暮色」を見た。 「東京の女」では文化住宅がどんなものであったかが見られる。窓にはカーテンが取りつけられ、抽象的な模様の壁紙が覆う。 「その夜の妻」(1930)で芸術家役の岡田時彦は岡田茉莉子の父親。刑事役の…

Ozu and Modernity

遅まきなながら小津シンポジウムの詳細を記録。 Satruday, Octorber 11 Wlater Reade Theater 2pm-4pm: The Place of Ozu Within Japanese Film History Moderator: Daisuke Miyao, Columbia University Panelists: Richard Combs; Keiko McDonald; Mitsuhir…

Macy's

日本でも同時に開催されている乳ガン撲滅運動の一環として、Macy'sでGund謹製のピンキーという熊が売られているのを知る。Beckett/Albeeのパンフレットに入っていた広告では全身がピンクでとてもかわいかったのだが、実際にMacy'sのサイトで見たらセーターだ…

マース・カニングハム

昼少し前、元ユリイカ編集部の前田さんがやってくる。グランマニエをもらう。私のコンピュータで前田さんは自分のところのメールチェック。そのあとお世話になったお礼にご飯をごちそうしたいというので外に行く。浜垣姉から教えてもらったHudson Hotelはた…

ニューヨーク映画祭

今年のニューヨーク映画祭は小津生誕100年記念特集。全36本一挙上演。わざわざこのフェスティバルのためにやってきた元青土社の担当編集者前田さんと「長屋紳士録」「風の中の牝鳥」を見る。 「長屋紳士録」はチャップリンの「キッド」を思い起こさせる人情…

セントラルパークで無線LAN

今日はヨム・キッパーというユダヤ教の祝日だったことをすっかり忘れて、三階のカフェでブランチを食べようと下りていったらカフェもジムも休みだった。運動しなくちゃいけないのにどうも気が乗らなかったので、ちょっとほっとする。 しかたがないのでYの斜…

BAM Harvey Theater

外から見るとたんなるふつうのビル、中にはいると古い劇場であるハーヴェイ・シアターにRichard Maxwell演出のHenry IV, Part Iを見に行く。今年で21回目を迎えるBrooklyn Academy of MusicのNext Wave Festival の一シリーズだ。 ハーヴェイシアターの最寄…

BestBuyのリベートクーポン

BestBuyでVirginの携帯電話を59.99ドルで購入したときに15ドルの払い戻しができるリベートクーポンがついていた。ちゃんと返ってくるかどうかあてにならないと思ったが、いちおうレシートを送っておいたら今日返ってきた。送ってから一ヶ月半ぐらいだから、…