年末年始に見た夢(暗いです)

『三島の子どもたち』校了から一ヶ月、忙しさに追われて、残った原稿をなかなか片付けることができなかった。とくに英語論集は査読者の提案に従って改稿する作業を私以外の全員が早々に終えているのに、筆頭編者の私だけが締切を三ヶ月過ぎても取りかかるこ…

アメリカっぽいできごと

なんと10年ぶりのエントリーだ。Twitterだと長くなるのでどこに書こうと思って少し悩んだが、話題的にはここがしっくりくる。 先日、研究室からの帰りにクロネコヤマトの営業所に立ち寄り、宅急便を出した。そのとき応対してくれた中年の女性店員が、すぐ外…

『やけたトタン屋根の上の猫』

新国立劇場公演『やけたトタン屋根の上の猫』に一年生ゼミの学生を連れて行く。学生を芝居に連れて行くときにはいつもナーヴァスになる。つまらなかったらどうしようと思うからだ。芝居を見に行く機会が少ない学生が、たまたま見たものが退屈だったり面白く…

ようやく脱稿、その他仕事のこと。

新国立劇場『やけたトタン屋根の上の猫』公演プログラムをようやく脱稿。たかだが六枚のために三日間を費やした。軽い自己嫌悪に陥る。二十枚ぐらいまでなら仕上げるまでの時間はほとんど変わらないのだ。だったらあまり短い原稿の依頼を受けるな、ってこと…

酒井直樹『日本/映像/米国 共感の共同体と帝国的国民主義』

井上ひさし論を書く関係で酒井直樹『日本/映像/米国 共感の共同体と帝国的国民主義』(青土社、二〇〇七)を読んだ。全体の感想はここには書かないが、歴史学者とあろうものが「一九八九年九月昭和天皇危篤の知らせが世界中に広がった」(二二三頁)と書く…

Public Image Limited, "This is not a long song" from Live in Tokyo

ゼミ合宿のコンパはカラオケ付で、三年生のなかにたいへん巧い人たちが数人いてびっくりした。私はといえば、「君にジュースを買ってあげる」から「嫁とロック」へ、さらに「リンダリンダ」まで歌って、なんちゃってパンクバンドをやってたという話をしたら …

iPadとKindle DX所感

結局どっちも買ってしまったので所感を。iPadは半分お遊びのつもりで買い、そしてその通りになっている。ソフトキーボードはiPhoneより多少入力が楽だという程度のもの。外付けのキーボードも買ったが、結局日本語変換ソフトがないから変換効率は悪いし、入…

金ペン堂で断られる

26日27日と演劇学会の全国大会があったので明治大学に行った。会場では久しぶりに会った人もおり、旧交を温めるのに忙しかった。残念ながら面白い発表はあまりなかったけれど。土曜日はお昼休みの間に金ペン堂に行った。プラチナ#3776を買おうと思ったらプラ…

プラチナ#3776ミッドナイトオーシャン・セルロイドをようやく入手。

前回の記事でプラチナ#3776ミッドナイトオーシャン・セルロイドをポチったということまで書いたが、あのあと程なくして店舗から品切れという返事がきた。他の通販の店にもあらかた問い合わせたが、プラチナは在庫がなく、今後の製造も未定ということでどこで…

またここを放置してしてしまっていたよ。今日はアメリカ文学会東京支部の分科会で発表をした。とはいえ、学期中なので新しいネタを準備する時間はなく、学部のミュージカルゼミの夏期合宿でここ数年話してきた Dancer in the Dark のアンチミュージカル的モ…

買い物をする、時差ぼけ、『ビリー・エリオット』

まずなぜか日本の輸入代理店がなくなってしまったヌードラーズのインクを買いに、正規取扱店である5番街45丁目のArt Brownへ。白髪の紳士然とした店員に対応してもらう。前からほしかったニキータ・レッドと蛍光イエローのファイヤフライを購入。ニキータ・…

iPhoneローカライズ

ニューヨーク滞在二日目に最初にしたことはiPhoneを使えるようにすること。iPhone 3Gはすでに年末にjailbreakしてSIMフリー化していたので、AT&TのPrepaid SIMをさすことにする。情報はをぢの日記さんのところから。ただし新旧の情報が錯綜していて若干わか…

ニューヨークに来ました

いろいろ忙しくて書くネタには事欠かない日々を送ってきたが、全部省略。ニューヨークへ来ました。明日から芝居をたくさん見て、図書館で調べものします。今回はマイレージを一気に使い、コンチネンタル航空のビジネスファーストと奢った。JALビジネスクラス…

iPadについて

Amazon Kindleが発売されたときに遠藤さんを煽って危うく買わせるところまでいきながら、自分は買わなかったのは二つ理由があった。一つは、日本語がサポートされておらず、pdfファイルはフォント埋め込みでなんとか対応できても、アップロードが大変そうだ…

カフリンクスが買えない

昨年末にインフルエンザとそれに誘引されて起きた喘息および気管支炎に苦しみながらも、若林シャツでシャツを二枚オーダーしたのができあがってきた。受け取りにいったとき、これが二回目の注文にもかかわらず、「毎度ありがとうございます」と言われてちょ…

和田秀樹の声

和田秀樹という教育評論家だか受験のカリスマだかなんだかという人がいる。私が尊敬する二人の人物(一人はアカデミシャンでもう一人は非大学人だが教育関係者)が和田秀樹を直接知っていて二人とも「あいつはダメだ」「情けない奴」という評価を下している…

一月歌舞伎・雀右衛門休場。

インフルエンザの高熱を押しての苦しい観劇はついこの間のことなのに、今月はもう歌舞伎座。Sheevaplugと同時にこれも年末に衝動買いした無線LAN内蔵モバイルWiMAXルータAterm WM3300Rが前日に届いた。さすがにSheevaplugはセットアップに最低でも丸一日はか…

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。年賀状をくださったかたがた、お返事を先ほど投函いたしました。毎年のことですが失礼を致しました。インフルエンザにかかって直ったと思ったら風邪を引き、さらに久しぶりの喘息になっていたようです。微熱とひどい咳が続…

アフリカに行ってきました

金曜夜から熱も下がったので、土曜より予定通りアフリカ大分旅行を強行。うみたまごとアフリカンサファリに行く。初日はうみたまご。大分空港でレンタカーを借りるが、雪のため高速道路は封鎖、チェーンを借りたほうがいいと言われ、唖然とする。九州なのに…

インフルエンザA型に罹患する・十二月歌舞伎

水曜日の教授会のときにのどの痛みと咳がひどく、風邪かなと思っていたのだが、翌日起きてみると身体が妙にだるい。歌舞伎を見に行かなければならなかったので、なんとか気力を振り絞り、這々の体で二時頃到着。「操り三番叟」「野崎村」は見逃し、「身替座…

ジム・オルーク@弁天湯

風呂ロックに行きたかったなあ。風邪を引いていなければ、そして12日の発表がなければ絶対に行ったのだが……

学研の『科学』『学習』廃刊。

娘が小学生になったら学研の『科学』を購読させようと思って一週間ほど前にサイトにアクセスし、「こんなに素敵な付録がついてくるのだ」と娘に見せて、ベネッセのコラショとかいうキャラクターのついてくる教材をあきらめさせたばかりだというのに。しまじ…

岸田原稿ようやく終わる。

旅人の木で昼食。自分でも全く意味不明なのだが、旅人の木で食べ終わって自転車で帰るときはいつも、「こんな美味しいものを食べてもいいのか」というような意味の独り言を小声で叫ぶ。いや、本当に美味しいのですよ。今日の岩のりそば+三種盛りも美味しか…

カスタム823を再度修理に。

カスタム823のペン先を曲げてしまって以来、新規にもう一本購入することをもくろんでヤフオクを何度か見てきたが、これなら買ってもいい、という金額のものは出てこない。透明ブラックなら18000円というのはあるのだが、その美しさを知っていると、透明軸に…

New York Times Archive を利用した人は注意しましょう

この二、三日、研究費の支出に使用しているワンパスUFJカードが認証されずに困っていた。Amazon.co.jp でも Amazon.com でもはじかれてしまう。発行元の三菱UFJニコスに数度電話したが、いずれも時間外で応答しない。券面は金色だが、会費もサービスもゴール…

科研書類、ようやく完成。

この日記には書かなかったが、夏ぐらいから10月まではとある家庭の事情で仕事に専念できず、まあ言ってみれば上の空だったわけだ。この、とある家庭の事情において、なんとか努力が報われた、とわかったのが11月5日。そういう事情が生じたのは1月だから、10…

落語を聞きに行く。

三鷹市芸術文化センター・星のホールで未就学児を対象におこなわれた公演「ぼくも、わたしも、寄席で大笑い!! その10 柳家喬太郎さんの落語で、大笑いするのだ!」を娘と聞きに行く。娘を早い時期から舞台芸術にさらしておくのは私の使命なのだが、いか…

十月大歌舞伎

『おとなのOFF』によく似た名前の原稿依頼された雑誌、本当に名前を知らなかったのだが、インターネットで調べたかぎりでは公称十五万部だという。それはお見それしました。わずか七枚なのだからとあなどり、締切すぎてから書き始めたあげく、途中で何とも陳…

近況報告。

修理したばかりのカスタム823のペン先をダメにした。石垣島に発つその日の朝、レポートの採点をしていてうっかり研究室の床に落としたからだ。意識が朦朧とするなかでカスタム823を落としたのは二回目だった。一回目はなんともなかったので、二回目も大丈夫…

『日経おとなのOFF』から岩波書店まで引き受けます

タイトルは釣りです。愛人のいる中年男性御用達と言われている『日経おとなのOFF』とよく似た題名の雑誌から原稿を依頼される。雑誌名を聞いたことがなかったので、ちょっとどきどきしたが、どうやら私の勘違いだったようだ。締切は九月末だと言われたが、こ…