2007-01-01から1年間の記事一覧

『レイジング・ブル』と「七段目」

『レイジング・ブル』は初見。廉価版DVDが発売されたのを機に見る。当時は黒白のドキュメンタリー仕立てというのは、斬新で実験的な手法だったのだろうが、いまとなってはありふれたものであり、それ以外にあまり見るべきものはない。ユダヤ人蔑視・女性蔑視…

セルジオ・メンデスはだめだ

ようやく某所での仕事脱稿。といっても一区切りついただけだが。年度末まで苦しい戦いが続くががんばらなくては。というわけで、がんばっている自分はグレン・グールドをきくと調子にのるわけだが、まあずうっとあの求道者じみた演奏を聴いているとちょっと…

この夏は仕事ができなかったなあ

なんだかこの夏は本当に仕事ができなかった。急に肌寒くなって、まあ各種締切にせかされてというのもあるが、ようやくまともに仕事にとりかかかれるようになった。今聴いているのはグレン・グールド全集のうち、The Music of Arnold Schoenberg Vol. 4: The …

羊頭狗肉

父親が持ってきてくれたブルーマウンテンNo.2(No.1ではなかった)を飲む。一口すする。ロブスタ種特有の苦味。これ、ブルーマウンテンじゃない。おそらくブルーマウンテンブレンドですらない。「ジャマイカの一流ホテルで、他のコーヒーは5ドルなのに、これ…

コーヒー豆の処遇

父親はおみやげにコーヒー豆12kgをかかえて世界一周から帰ってきた。先日一緒に墓参りにいったときには挽いていない豆をくれるということだったが、私の留守中にうちにもってきたのはブルーマウンテンNo.1とよくわからないイエメンの会社のブレンドでどちら…

Highway Star

急に頭の中で "Highway Star" の旋律が流れ出したので、iTunes Store で検索する。Machine Head はない。それどころか再結成前の Deep Purple のアルバムがほとんど登録されてない。まさか廃盤になっているのではないかと Amazon で検索するとちゃんとあるam…

Abide With Me

”Abide With Me”(賛美歌39番)はキリスト者にとってはまた特別の意味をもつものだろうし、サッカー好きなら一種のanthemになっているわけだが、ジャズ好きにとってはMonk's Musicの冒頭の曲である。高校生の時にCDを買い、大学の学生劇団に入ってはじめて自…

やっと気温がさがってきた

のはよいのだが酷暑の疲れが今頃出てきたのか、朝眠くて困る。昨日は学生との面接に寝坊して遅刻をしたし、今日は8時に起きたがダッチコーヒーを二杯飲んでもまだ頭がさえず、アイスカフェラテ二杯を飲んでしまう。昨日なんて10時間睡眠なのに。というわけで…

Manha de Carnaval

Dexter Gordon の Gettin' Around Jazz からボサノバの名曲、Manha de Carnaval を聴く。ビパップしながら歌い上げることもできるという点で、デクスター・ゴードンは彼の精神的な mentor であるレスター・ヤングと同じく貴重な存在だ。もちろんThe Other Si…

Lester Young & Oscar Peterson Trio

今日の iTunes Store での購入はLester Young & Oscar Peterson Trio。Amazonではamazon:プレジデント・プレイズ・ウィズ・ジ・オスカー・ピーターソン・トリオとなっており、こちらのほうが正しい題名だろう。プレジ(デント)はもちろんレスター・ヤングの…

大掃除をする

ふと思い立って自宅のリビングルームからキッチン、玄関とそれに続く階段を掃除+ワックスがけ。結構きれいになったが汗だくになって三時間かかった。まあよい運動になったな。使ったのは通販生活で買ったアウロ社の天然床用ワックス。拭き掃除兼用にできる…

Grant Green の A Day In the Life を聴く。

iPod touch は発表されたが、どこかで噂として流れていたビートルズの曲がこれを機に一気に iTunes Store に揃うというのはガセだったな。しかたがないので(やっぱり iTunes Store で購入した) Grant Green の A Day In the Life を聴く。ビートルズのナン…

ザ・バグルスはかっこいいなあ。

iTunes StoreにとうとうThe Buggles登場。というわけで早速The Age of Plastic購入。懐かしさに涙がちょちょぎれそうだ。1980年発表ということは中学二年生かあ。父親相手に「この世にはクラシック音楽以外に価値のある音楽もある」と無駄な議論をふっかける…

ようやくダッチコーヒーを淹れはじめる

今年の夏は本当に暑かった。あまりにも暑かったので何もやる気がおきず、毎夏恒例のダッチコーヒーを淹れはじめたのは今日になってから。もう9月で涼しくなってきたのだから季節外れもはなはだしいが、ダッチコーヒーは温めて飲んでもおいしいからよいのだ。…

イリーはうまいなあ

今年の夏はアイスカフェラテを二杯、毎朝飲むことが多かった。Saecoのマジックカプチーノシルバーは以前使っていたデロンギのマシンより安っぽい作りだが、一年で故障してしてしまったからしかたがなく使っている。普段使いでは申し分ない。面倒くさいのでカ…

英文学会シンポジウムおわる

シンポジウムの司会であるにもかかわらず、当日打ち合わせ時間に大幅に遅刻をするという大失態をする。ゲストである河合祥一郎さんと平田オリザさん、そしてこのシンポジウムの企画者である舌津智之さんと会ったのは、彼らが会場に向かうところであった。当…

ペリエ中毒が治らない

ペリエ中毒が治らない。毎日330ml缶を三缶ずつ空ける生活がいまだに続いている。ひさしぶりにストックがつきて三日間なしで過ごしたが、今日帰ってきて新しいのが届いていたので一気に二缶空ける。わかったことがある。炭酸水は飲み続けるとゲップがでないよ…

四季の人と会う

『ウィキッド』の翻訳関連で手伝いを少しした関係で、四季の専務をなさっているTさんから会食の誘い。プロデューサーのMさんを交えて三人で新宿でイタリアン料理をいただく。いろいろ気を遣っていただいただけでなく、話題もいまの演劇界の現状に関する認識…

恥ずかしい

The Wooster Groupの『ハムレット』をブルックリンのSt. Ann's Warehouseに見に行く。1964年にRichard Burton主演で上演された『ハムレット』は、17つの異なるカメラで撮影され、編集されて合衆国中の2000の映画館でたった二日間だけ上映された。生の舞台中…

ニューヨークは物価が高いなあ

日本がデフレというか、この十年間ぐらい物価があまり上がっていないのが異常なわけだが、ニューヨークのほうはふつうにものの値段が値上がりしているわけで、かつ、この円安だといろいろなものを買うのにも躊躇してしまう。バス・地下鉄が2ドルとはなあ。24…

ダイエット

サッポロの調査旅行で定山渓の温泉旅館に泊まって飲み食いしていたら太ったので今回の旅行はダイエットをすることにする。 ブロードウェイ79丁目で地下鉄を降りて、恒例のゼイバーズおよびH&Hベーグルへの買い出し、プラスChinse Cubanでご飯。 ゼイバーズで…

久々のニューヨーク

結局ビジネスクラスの空席はとれずにエコノミークラスで行くことになる。ラッキーだったのは、全体にぎっしり詰まったエコノミーのなかでたまたま隣の席が空席だったこと、そして機内で40500円でQuietComfort3が購入できたことだ。絶対に割引しない特定の販…

Sideshow

マイクロソフトの新しいOS、Vistaは Side Show という取り外しできるサブディスプレイつきのデバイスをサポートするそうだが、演劇学で sideshow といえば見世物小屋のことで、いわゆる奇形の人々たちを見せていたものである。マイクロソフトの開発担当者た…

北海道行き

八紘学園の創始者である栗林元二郎が製作した映画に曾我廼家五郎が主演しているのを二月後半に見に行く。

あけましておめでとうございます。

Iさんあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。なんか年末から年始にかけていろいろと忙しく、今年は年賀状も書かずに終わってしまいました。どうもすいません。おたずねの件ですが、今年は私のフレセミで The Children's Hour と Sudd…

NYフィルによる My Fair Lady

博論関係の打ち合わせもあるので3月の最後の教授会をぶっちして3月1日より8日にニューヨーク滞在することにした。今年はミュージカルゼミの学生と一緒に2月にミュージカルを見に行くという計画もあったのだが、なんと私に相談のないまま日付を設定してしまっ…

来年度のミュージカルゼミ

『フレッド・アステア自伝』翻訳記念というわけではないのだが、同書の翻訳者でアメリカ映画研究者の篠儀直子さんをゲストスピーカーにお迎えすることが早々に決定。篠儀さんは「『ブロードウェイのバークレー夫妻』(1949)か『恋愛準決勝戦』(1951)で、…