「髯と淑女」「東京の合唱」

どちらも岡田時彦が主演。「東京の合唱」のほうは「その夜の妻」と同様八雲恵美子が妻役。目をいっぱい見開いて涙をためる悲しみの表情が印象的。不幸が似合う女優だ。
アメリカ人のシネフィルらしい男二人が話していたのを聞くとはなしに聞く。戦前の作品はアメリカの無声映画の物真似なのに、どうして戦後になるとあのような傑作を次々と生み出したのか、と言っていたがたしかにそのとおりだ。でも「東京の合唱」におけるセンチメンタリズムや子供の扱いは後期作品につながっていくものだな。最初に映る本はおそらく猪俣津南雄『没落資本主義の「第三期』(大衆公論社、昭和五年)。

選挙に行きましょうという電話が昨日今日と二度もかかってくる。何の選挙だ? 最初の電話で"I'm not a registered voter"だと言えばいいのだとわかる。

写真はようやく見つけた成分無調整の豆乳。ふつうのスーパーで売っているいちばん有名なSilkというブランドのものは、サトウキビ液で甘味をつけてあって慣れないうちは閉口した。とくにスタバで牛乳の代りに豆乳を入れるよう頼むとSilkを使っているらしくとてもまずい。徐々に慣れたがやはり何も入っていないのがいちばんいい。ヨーグルトも無糖のものがあればいいのだが…。
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