仕事

『やけたトタン屋根の上の猫』

新国立劇場公演『やけたトタン屋根の上の猫』に一年生ゼミの学生を連れて行く。学生を芝居に連れて行くときにはいつもナーヴァスになる。つまらなかったらどうしようと思うからだ。芝居を見に行く機会が少ない学生が、たまたま見たものが退屈だったり面白く…

ようやく脱稿、その他仕事のこと。

新国立劇場『やけたトタン屋根の上の猫』公演プログラムをようやく脱稿。たかだが六枚のために三日間を費やした。軽い自己嫌悪に陥る。二十枚ぐらいまでなら仕上げるまでの時間はほとんど変わらないのだ。だったらあまり短い原稿の依頼を受けるな、ってこと…

酒井直樹『日本/映像/米国 共感の共同体と帝国的国民主義』

井上ひさし論を書く関係で酒井直樹『日本/映像/米国 共感の共同体と帝国的国民主義』(青土社、二〇〇七)を読んだ。全体の感想はここには書かないが、歴史学者とあろうものが「一九八九年九月昭和天皇危篤の知らせが世界中に広がった」(二二三頁)と書く…

金ペン堂で断られる

26日27日と演劇学会の全国大会があったので明治大学に行った。会場では久しぶりに会った人もおり、旧交を温めるのに忙しかった。残念ながら面白い発表はあまりなかったけれど。土曜日はお昼休みの間に金ペン堂に行った。プラチナ#3776を買おうと思ったらプラ…

またここを放置してしてしまっていたよ。今日はアメリカ文学会東京支部の分科会で発表をした。とはいえ、学期中なので新しいネタを準備する時間はなく、学部のミュージカルゼミの夏期合宿でここ数年話してきた Dancer in the Dark のアンチミュージカル的モ…

岸田原稿ようやく終わる。

旅人の木で昼食。自分でも全く意味不明なのだが、旅人の木で食べ終わって自転車で帰るときはいつも、「こんな美味しいものを食べてもいいのか」というような意味の独り言を小声で叫ぶ。いや、本当に美味しいのですよ。今日の岩のりそば+三種盛りも美味しか…

New York Times Archive を利用した人は注意しましょう

この二、三日、研究費の支出に使用しているワンパスUFJカードが認証されずに困っていた。Amazon.co.jp でも Amazon.com でもはじかれてしまう。発行元の三菱UFJニコスに数度電話したが、いずれも時間外で応答しない。券面は金色だが、会費もサービスもゴール…

科研書類、ようやく完成。

この日記には書かなかったが、夏ぐらいから10月まではとある家庭の事情で仕事に専念できず、まあ言ってみれば上の空だったわけだ。この、とある家庭の事情において、なんとか努力が報われた、とわかったのが11月5日。そういう事情が生じたのは1月だから、10…

十月大歌舞伎

『おとなのOFF』によく似た名前の原稿依頼された雑誌、本当に名前を知らなかったのだが、インターネットで調べたかぎりでは公称十五万部だという。それはお見それしました。わずか七枚なのだからとあなどり、締切すぎてから書き始めたあげく、途中で何とも陳…

『日経おとなのOFF』から岩波書店まで引き受けます

タイトルは釣りです。愛人のいる中年男性御用達と言われている『日経おとなのOFF』とよく似た題名の雑誌から原稿を依頼される。雑誌名を聞いたことがなかったので、ちょっとどきどきしたが、どうやら私の勘違いだったようだ。締切は九月末だと言われたが、こ…

ああ疲れた。

仕事にならないとばかり言ってられないので、新橋演舞場から帰宅後、妻と自分にお灸を据えるなどしたあと、23時過ぎに研究室に行き、半分ぐらい手をつけて放置していた某団体の助成金の書類審査をしようとする。だが研究室でも2時間近く清志郎を聞いたり見た…

ようやく終わった

今年度書くべき論文の執筆はこれですべて終了。校正はまだ二本残っているが。一週間後に迫った学会発表の原稿をこれから作る。こちらは論集に提出した原稿を縮めるので楽といえば楽だが、縮小再生産では自分が面白くないからなんとか新しい小ネタを一つ二つ…

泣けてくる

まずい。本当にまずい。締切が次々に襲ってきて、しかし遅々として片付かない。合間合間には、来年度に刊行する二冊の編著のプロジェクトを進めており、こちらも諸処の事情ではかどらない。きめた。来年度は(演劇学会をのぞいて)一回も学会発表しないぞ。…

『文学におけるマニエリスム』って英訳されてないんだ。

文学理論の講義で使うため、ルネ・ホッケ『文学におけるマニエリスム』を二十年ぶりぐらいに再読、というか拾い読み。修士一年ぐらいのときに読んだのだろう。傍線が引いてある箇所はそれほどとんちんかんでもない。ネオプラトニズムもプラティノスもショー…

学会発表終わる

ああ終わった。ほっとした。間に合わないかと思った。いや、間に合わなかったのだが、原稿は完成しなかったのだが、少なくとも発表時間内に立ち往生はしなかった。ひとつ前の発表者の聴衆が少なかったので、自分の発表のときもお客さん来てくれないだろうな…

馬鹿すぎる

石垣島・西表島旅行で中断してした翻訳をなんとか終わらせた。あとは註を訳して後書きを書くだけだ。と思って書式その他を参考にしようと旧版を見て愕然とする。自分が今訳したところはすでに旧版で故・村山さんが訳している!しばらくわけがわからず混乱し…