吉田スーツで冬物注文。

非常勤先の津田塾大学の帰りに同じ最寄り駅にある吉田スーツへ行く。

夏はマニカ・カミーチャでデコンストラクトなものを作ったので、冬はイギリスふうのクラシックなもの。しかしよく見るとデザイン的には少しとんがっているというのにしたい。

なんのことはない、えせポールスミスでオーダーメイドということだ。しかも坂本龍一が着ていたスーツを真似してみたのは内緒。

光沢のある黒の生地で作りたいという話をしているうちに、目の玉が飛び出るような価格の生地を提示される。

これを前回同様、プレミアムハンドラインで作るのは完全に予算オーバー。でもいったんいいものを見てしまうとそれ以下のもので作る気がしない。

ということでエクゼクティブビスポークにしてその生地を使うことに。

店長曰く、「これでプレミアムハンドラインにしてしまうともう上がない」。いや、でももっといいのがほしいです。まあその前に靴やカバン、時計をスーツ相応のものにしないといけないんだけどね。

裏地は思い切って赤。ボタンも少し派手なのにした。どちらも追加料金がかかる。

シャツもオーダー。イタリア製の柔らかい生地に貝ボタンをあしらう。これもよいお値段。

というわけで、どこかの国の首相が一年に十五着あつらえるという、その一着分にも及ばないが、それでもMacBookは余裕で買えるだけの金額が一瞬で消える。

だけど満足だ。早く仮縫いの日時が決まらないかなあ。