イノック・アーデンのチケットとれず。

土曜日はアメリカ文学会東京支部で『南太平洋』の発表。時間が足りず、原稿は作れなかった。頭の中では何度も練り直している話なので、即興で話したからといってそれほど聞きにくくなかったとは思うが、自分でも今ひとつ核心に踏み込めないまま発表を終える。不完全燃焼のきらいあり。論文にするには、レヴィ=ストロースから読み直さなくてはいけない。

日曜日は『表裏源内蛙合戦』。大変面白い。詳細な感想は別ブログに。挟み込まれていたチラシで『イノック・アーデン』が舞台化され、昨日からチケットが発売されたことを知る。自宅に帰り、さていつ行こうかとスケジュールを見つつチケットぴあのサイトにアクセスしたらなんと全日程売り切れ。e+なども同じ。うーん石丸幹二の人気、恐るべし。だが石丸ファンにテニスンがわかるのか、という毒舌は意味がない。『イノック・アーデン』も当時のベストセラーであり、十分通俗的なのだから。

某企画から降りることを伝えるメールを送る。色々考えたあげくの結論。もうこれ以上ごたごたに巻き込まれるのはごめんだ。