万年筆と五積散

突如火をつけられた万年筆マイブームはとどまるところを知らない。

といっても年度末でお金を使いすぎたのでさすがに大幅な出費はためらわれる。二本目のLAMY 2000は買った(ペン先は採点用にFにした)が、中国漆の青が美しいカランダッシュ バリアス チャイナブルー(実売83000円)とか、ファーバーカステル クラシック アネロ(定価94500円)を買うのは4月以降になりそうだ。

インクは難しいね。どんどん買ってしまいそうになるが万年筆の数が少なければ試しようがない。ヨドバシでカランダッシュのインクが安いことは確かめたが、いま買っても仕方がないだろう。セーラー万年筆の極黒も試してみたい。

紙も凝りたくなる。オリジナル クラウンミルなんかいいなあ。

思いかえせば、中学生の頃にも万年筆に凝っていて、ペリカンで満寿屋の原稿用紙を書いていたりしたのだが、その気取りが自分の中で今ひとつしっくりこなくて、いつの間にかやめてしまった。

なぜ四半世紀前の私にはしっくりこなかったのか。デザインが古くさかったからではないか。あのときと時代が違うこともあり、また集まる情報も桁違いに多いということもあり、いまはペリカンモンブランといった昔ながらのメーカーの万年筆の旧態依然としたデザインを選ばなくても、もっとモダンでデザイン性の高いものが選べる。

何度目かの東方医院。ゆるい便がおさまったというと、体質改善のための五積散を処方しますと言われる。調べると、「気、血、痰、寒、食の五積、つまり体内でこの5つの病毒がうっ積したものを治す」「主に冷えが原因で血液循環や消化吸収機能、その他、様々な代謝が低下し、老廃物・不要物が体外へ排泄されず体内へ蓄積された状態に使用します。体を温め低下した循環や代謝を促進し、冷えや不要物を取り除いてくれます」という記述があった。しばらくはこれを使わずばなるまい。まだ手足の先にしびれのような寒気がのこっている。