群馬県立女子大学

群馬県立女子大学で集中講義。私のようなものをわざわざ呼んでくれて感謝していたが、初日にはわざわざ接待の宴までしてもらって恐縮のいたり。大学の近くのイタリア料理屋に四人。ワインを四、五本空け、べろんべろんになりながら美学談義を交わす。楽しかったなあ。

学生は登録上は14人だが5人しか来なかった。県民税の無駄遣いだと言われないとよいが。講義の他にミュージカル映画を三本見る日を一日加えたことがいやがられたのか、直前になってテストではなくレポートにしたことが敬遠されたのか。夏にもアメリカンミュージカルの集中講義があってかぶったからだと招聘してくれた北野さんは言っていたが。

半分以上は映画をひたすら見る、見る。勤務先の大学の夏合宿よりきついスケジュール。目薬をときどき差しながら9時から17時50分まで5コマの授業×3日間。講義をしている瞬間にインスピレーションがくるから、次の映画を見ながらいそいで書き留める。学生たちも楽しんでくれたようだが、疲れた。