八代目林家正蔵
トラックバック先の記述を読んで、八代林家正蔵が、寄席に行く時以外は購入した定期券を使わなかったという逸話を思い出した。
仕事以外の用事では律儀に切符を買っていたのだという。
雇用主に買い与えられた定期券ではない。
自分で購入した定期券なのに、である。
ここまでいくとその理屈はよくわからない。
だがおそらく、通勤定期の割引の恩恵が受けられるのはあくまでも通勤用途にかぎってのことであり、私用で出かけていくのに同じ恩恵が受けられるのはおかしい、ということだろう。
贔屓からの祝儀を隠して脱税しようとした九代正蔵とは大違いだが、昔はこんな人もいた。