西洋比較演劇研究会の発表


博論の第一章の内容をかいつまんで説明。いちばん専門が近い神山さんに質問の途中で中座されてしまったのが残念だったが、それでも最初に神山さんがしてくれた質問も含め、予想通り、各方面からのつっこみが入って自分にとっては大変勉強になった発表だった。小田中さんにはめちゃくちゃに言われたが、それは準備不足で臨んだ(この発表のために特別に資料を準備したわけではなかったので)ということで勘弁してほしい。終了後飲み会。同じ発表者の堤春恵さんには博論のことで励まされ、同じ思いをしてきた日本人留学生としてのいたわり気遣いをしていただいて感激。劇作も再開なさるそうで、二足のわらじで大変だが、また『仮名手本ハムレット』の感激をもう一度というファンの気持ちを伝える。佐野さんが『マッチ売りの少女』論『ガラスの動物園』論をひとくさり。とくに後者は目から鱗が落ちる。月と moon の違いとは考えもしなかった。いろいろ興奮して喋っていたので飲み屋を出るころにはエネルギーが尽き、酔いも回って大変だったが、雨の後と言うことで成城駅のタクシー乗り場は長い行列。あきらめて電車で帰る。研究に対する志を同じくする人々が身近にいる幸福感に酔いながら就寝。